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森の図書館
Favorite Books


ここでは、わたしのお気に入りの本を紹介させていただいています。
相当過去のものについては、「森の骨董屋」の「古文書」のコーナーに置かれています。

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ヨコハマ買い出し紀行 14  最終巻
著者:芦奈野ひとし
アフタヌーンKC(講談社)
のちに夕凪の時代と呼ばれる、てろてろの時間。
そんな穏やかで緩やかな流れの中に暮らす、ロボットの人、アルファさんと、人と、風景との出会いのお話。
新刊の帯にもあるとおり、「12年分の思いが詰まった完結巻」です。
本巻の最初のお話で、いきなり時代の流れを感じさせてくれます。(笑)
変わるもの、変わらないもの。
その両方をひっくるめて、優しく見守り、また、自身もこの世界の中で、ゆったりと自然に、素直な視線で暮らすアルファさんの様子に、最終巻という枠を超えた心地よさを感じることができます。
毎日の忙しさに疲れたら、また、ふっと、この本を開いて、「カフェ・アルファ」を訪ねてみたいと思います。
コーヒーブレイクのおともに・・・。
そして、自分の周りを見つめ直す、小旅行のきっかけに(^^)
ドージンワーク 1  以下続刊
著者:ヒロユキ
MANGA TIME KR COMICS
同人誌即売会。それは主に個人が出版する本を売り買いする場である。
参加者は皆それぞれの目的の為に日々を励み・・・
夢を掴む者がいれば現実に打ちひしがれる者もいる。
これはそんな同人界で生きる人たちの話。

(以上、コミック導入部より)

主人公(?)の長菜なじみ(おさななじみ)は、友人に何気なく振った冗談がきっかけで、同人界入り(笑)をすることに。
なじみの幼なじみ(わかりにくい(^^;)で、同人誌3万部の売り上げ実力者であるジャスティス(本名)と、彼との運命的な出会いに胸をときめかせる少女、北野ソーラ。そして、結果的になじみをこの世界へ誘うこととなった、件の友人、露理(つゆり)。
彼女たちと、その周囲の面々を巻き込んだ、さわやか系下ネタギャグ(?)満載の問題作(笑)
同人界に少しでも縁のある方なら、爆笑必至の作品ではないかと思われます。

「よければ読んでみてくださいー(はあと)」(コミック裏表紙のソーラちゃんより(^-^))
桜色BUMP 〜SAKURA in Pale Rose Bump〜 I〜IV  以下続刊
著:在原竹広 Illustration:GUNPOM
電撃文庫
ごく普通の高校生である高山桜子と、その相棒(?)の浅子悟郎が、日常を浸食する怪異に立ち向かっていくという作品です。
主人公自身は、とりたてて強力な能力を持っているというわけではなく、持ち前の気質と知恵と勇気(?)で、(一部「逸般人」(笑)のサポートをうけつつも)眼前に現れた困難を乗り越えていくことになります。
物語の中には、人死にやグロテスク(?)な表現も登場するものの、読後の後味は良く、安心して読み進められるという印象があります。
2006年2月現在、4巻まで発売されていて、正式なタイトルは下記のとおり。

 桜色BUMP シンメトリーの獣
 桜色BUMPII ビスクドールの夢
 腐敗の王 SAKURA in Pale Rose Bump III
 隣人 SAKURA in Pale Rose Bump IV


それぞれ、鏡・人形・怪異・魔性を題材にした遭遇劇となってます。
3巻以降、SAKURA in Pale Rose Bump を付記したタイトルとなりましたが、シリーズ名としては、「桜色BUMPシリーズ」の呼称で良いようです。
GUNSLINGER GIRL.(ガンスリンガー・ガール) vol.1〜6  以下続刊
著者:相田裕
DENGEKI COMICS
それぞれに悲しい過去を持ちながらも、その記憶を消し(あるいは失い)、強化された「社会福祉公社」の「義体」として、担当官と「フラテッロ」(兄妹)と呼ばれるコンビを組み、対抗組織に立ち向かう少女たちの物語。
彼女たちに与えられたものは、大きな銃と小さな幸せ。
TVアニメーション化もされ、そのDVD-Videoは、PlayStation2 の同名ゲームに同梱されるという、ちょっと変わった販売形態をとっていました。
(後にDVDのみの単独発売もされました)
原作であるコミック版は6巻目となり、お話的にもかなり進んできて、だんだん佳境に入っていくように感じていたのですが、今回、新キャラとなる「ペトルーシュカ」が登場したことで、さらなる拡がりを期待できそうです。
個人的には、前巻で、勝利(?)をおさめつつも負傷している、トリエラのその後が気になるところです。
スレイヤーズ 水竜王の騎士 1〜3  以下続刊
原作:神坂一 作画:トミイ大塚 キャラクター原案:あらいずみるい
角川コミックスドラゴンJr.
文庫版のいわゆる「正伝」が終了して以降、劇場版でも文庫の「すぺしゃる」でも、どちらかというと、ギャグ路線続きだったスレイヤーズだったのですが、久しぶりのシリアス路線。しかも、文庫版の「正伝」に連なるコミック版の「正伝」としての位置付けになっています。
おなじみのリナ、ガウリィ、アメリアのトリオ(今のところゼルガディスは登場していません・・・今後に期待か?)に、本のサブタイトルでもある(自称?)水竜王の騎士たる少年ライオス、そして、水竜王の力・・・神力を手にいれようとする水竜神宗の幻術使いシズリを加えた4人の道中。最新巻となる3巻(2004.02現在)では、ライオスの思い出の人である「お嬢さん」について、ようやく語られることになりました。
新たな敵の登場と、高位魔族の登場で、今後の展開が楽しみになってきました。
トミイ大塚さんの画も、スレイヤーズの雰囲気にとてもマッチしていて、アニメ版のキャラクターに慣れ親しんだ人間でも、すんなりと、物語にの世界にのめり込むことができました。
次巻が楽しみな一冊です(^-^)
ARIA 4  以下続刊
著者:天野こずえ
BLADE COMICS
テラフォーミング後の火星。水の惑星「AQUA」を舞台に活躍する、半人前の水先案内人(ウンディーネ)、水無灯里ちゃんと、彼女を取り巻く人々(&猫)と、風景との出会いの物語。
(1〜3のご紹介はこちらにあります。)
4巻目を数える今回は、夏と風と一番星。(笑)
夏の風物詩である「水着」(笑)もたくさん登場してます。(単行本の発売は2月でしたが(^^;)
そして、もちろん、一話一話が優しさと温かさに満ちています。
何気ない風景、何気ない台詞のひとつひとつに触れることで、忘れてしまいがちな大切な気持ちに気づかせてくれる。そんな魅力を持った作品なのです。
(モノクロなのに、夕景や夜景の「色合い」の美しさが感じられる作品でもあります。見開きいっぱいの風景や「見せ場」のシーンでは、思わず声を出していることが多いです<わたし(*^^*))
今回は、これまで表立って登場することのなかった、「風」の妖精、「シルフ」のAQUAでの位置付けが明かされています。伝説の大妖精もご登場。猫もたくさん出ます(=^ω^=)
また、4巻のお話の所々で、積極的な一面を垣間見せているアリスちゃんも、個人的に「マル」であります(笑)
初回限定版には、主人公の灯里ちゃんと、アリア社長のフィギュアという特典が付いています。
ひとりぐらしも5年め 
著者:たかぎなおこ
発行:メディアファクトリー
2004年のお正月休みに、帰省先で立ち寄った書店で見つけて、微笑ましいイラストと、ついつい頷いてしまう内容に、すかさず購入を決めてしまった、たかぎなおこさんの、イラストエッセイです。

女性の視点から見た、ひとりぐらし5年目の等身大の日常生活が、活き活きと楽しく綴られているのですが、特に性別に関係なく、また、ひとりぐらしを始めて十余年となるわたしにも、ああ、あったなぁと懐かしむ部分と、ああ、未だにあるなぁとリアルタイムに感じられること(*^^*)がたくさんあって、実家に居た親にも読ませて来てしまったという(笑)、お気に入り書籍です。

個人的に、1月終わりから2月にかけて、ちょっとキツめの風邪を患った際に、本の中の一節「風邪をひいた冬の夜」「寝込む前にこれだけはそろえておきたい」というコラムを、実際に寝込みの仕込み(笑)買い出し前にチェックさせていただいたり、他にも、特徴をつかんで紹介されている「女一人の丼飯屋」の内容から、まだ足を運んだことがなかった、代表的な丼飯屋の雰囲気を感じさせていただいたりと、イラストとお話の楽しさと同時に、実用書としても、とても感謝している一冊なのです(^^)
Alpha/天野こずえIllustration Works 
著者:天野こずえ
発行:マッグガーデン
こちらでは「ARIA」でご紹介させていただいた、天野こずえさんの初画集です。
プラスチックのケースに入った、しっかりとした装丁で、カバーイラストは新規に描き下ろされています。(喜)
「ARIA」とその前身である「AQUA」を始めとする、デジタルツールによるカラー作品の他にも、「浪漫倶楽部」「クレセントノイズ」等、コピックによるアナログ彩色作品も多数収録されています。
個人的には、「ARIA」で、お気に入りになっていた「お稲荷さん」の回の絵など、単行本ではモノクロになってしまっていた、連載時のカラーページが、総天然色かつ大きなサイズで見られるというのがとても嬉しいです。(^^)
各イラスト一枚一枚に対しての、コメントを読むことで、それぞれの絵が描かれた背景や、絵に込められた想いを、感じる取ることができるというのも、画集ならではの魅力のひとつですね。(^^)
R.O.D (READ OR DREAMS) 1 以下続刊
著者:倉田英之 綾永らん
ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ
昨年、全世界(?)を震撼させた文系アクションの異名を持つ、R.O.D(READ OR DIE)。
・・・と、同様に「紙使い」が3人も登場する似て非なる作品。R.O.D(READ OR DREAMS)(笑)
とはいえ、仕掛け人は、同じく倉田英之さんで、綾永らんさんの優しい感じの作画が、今回のお話の雰囲気に合っていて、読む人の心を震撼させる期待度大です(^^)
今回の主人公は、香港で「紙姉妹探偵社」を営む美貌の(?)3姉妹(長女:ミシェール 次女:マギー 三女:アニタ)。
お話の内容は、ほのぼの系が多くなっています。
巻末の「読王」によれば、今回はファンタジー。前回のアクションとはすみ分けをしているとのことで、なんとなく納得。
そこかしこにギャグの要素もちりばめられていて、とても楽しく読むことができます。
(とりあえず、「ブックドラフト」はツボにはまりました(笑))
近くテレビアニメ化も決定している作品なので、そちらも楽しみです。(^^)(2003.07.21現在)
あと、この本、本体表紙に短編小説が連載(?)されていますので、購入された際にはそちらもお見逃し無く(^^)
(このコミックの発売は、当国の入国記録帳にもよく書き込みをいただくベロやんさんから教えていただきました。いつもありがとうございます(^^))
りんりんD.I.Y(Do It Yourself) VOL.1〜VOL.3 全3巻
著者:大石まさる
YOUNG KING COMICS
元気一番、お料理二番の里梨鈴(さとなしりん)ちゃんと、お母さんのいとこの娘、香河花梨(かがわカリン)ちゃんのりんリンコンビが、「なんでも自分達でやってみよう」を旗印に結成した(?)「クラブD.I.Y」。
中学生の彼女達の織り成す日々のドラマと挑戦が楽しく綴られています。
全ページ2色カラーコミックで、子供の頃に良く読んだ「●●大百科」シリーズのような雰囲気があります。
この「りんりんD.I.Y」は、以前に発売された「りんちゃんクッキーのひみつ」の続編となっています。
同じくYOUNG KING COMICSから発売されていて、こちらは小学生の頃のりんちゃんのストーリー漫画(その合間にお菓子やお料理作りのコーナーがある感じ)です。
「りんりんD.I.Y」は、各話が比較的独立した雰囲気だったのですが、最終第3巻は、カリンちゃんを中心に据えた感じで、ストーリー性が高くなってます。
D.I.Yの中でのお気に入りは、「飯田線に乗っちゃえ!」と「立ちソバっちゃえ!」でした。(^-^)
「りんちゃんクッキーの秘密」に始まるシリーズ4巻には、各巻になんとなく中心に据えられた人物がいて、「クッキーの秘密」では、もちろんりんちゃんとそのお友達であるともちゃん舞ちゃん。D.I.Y vol.1では、りんちゃんとカリンちゃん。vol.2は「委員長」こと小林さん(笑)。そしてvol.3はカリンちゃんといった印象をうけました。
今回の3巻で完結ということで、大人になったりんちゃん達も登場しています。(^^)
(この作品の存在は、当国の入国記録帳にもよく書き込みをいただくベロやんさんから教えていただきました。(深く感謝))
ARIA 1〜3  以下続刊
著者:天野こずえ
BLADE COMICS
テラフォーミング(惑星地球化改造)された火星。
今やその地表の9割が海となり、水の惑星「AQUA」と呼ばれている世界。
中でも水の都と謳われるネオ・ヴェネツィアで、一人前(プリマ=手袋無し)の水先案内人(ウンディーネ)となるべく、「ARIAカンパニー」でゆるゆると奮闘する(笑)、半人前(シングル=片手袋)のウンディーネ、水無灯里(みずなしあかり)ちゃんのお話です。
(ちなみに、ARIAカンパニーの所長は猫(火星猫)だったりします(=^ω^=))
火星版「ヨコハマ買い出し紀行」という趣もありますね。
あの夕凪の時代・・・てろてろの時間の先にある、ゆるゆるの時間という感じです(笑)
実際、火星の公転周期が地球の2倍あるということで、AQUAでは季節の移ろいも2倍ゆったりしています。(^▽^)
「ARIA」での個人的なお気に入りは、第1巻の「お天気雨」(お稲荷さん)と第2巻の「謝肉祭」(カサノヴァ)です。
ちなみにこの「ARIA」。以前、stencil coimicsから発売になっていた「AQUA」(全2巻)の続編となっていますので、これから読まれる方は、そちらから読むのがオススメです。(猫好きさんには特にオススメ(謎笑))
(追記(2003.10.5):「AQUA」は2003年10月、BLADE COMICSから新装版が発売となりました。単行本未収録の2話も追加されていますし、今後はこちら(新装版)のほうが入手しやすいかと思います(^^))
ただ、「ARIA」から読み始めても、問題無く楽しめる内容になっています。(わたし自身、「ARIA」から読み始めて、しっかりハマってますし(もちろん良い意味で(^-^))
最新巻の3巻では、灯里ちゃんの先輩であるアリシアさんの幼馴染で、アリシアさんとともに水の3大妖精のひとりと讃えられる晃(あきら)さん。そして、同業ライバル会社である「オレンジぷらねっと」の見習い(ペア=両手袋)で、「でっかい・・・」が口癖アリスちゃんという、新キャラが2人登場しています。
(この作品の存在は、当国の入国記録帳にもよく書き込みをいただくベロやんさんから教えていただきました。いつもありがとうございます。(感謝))

追記(2016.01.15):2016年1月より、「AQUA」全2巻と、「ARIA」全12巻の合計14巻が、新たに全7巻構成(A5版)でまとめられ、連載当時のカラーページまで再現された「ARIA 完全版 ARIA The MASTERPIECE」が刊行されています。
(2016年1月時点で第1巻が発売されています。第2巻は2016.3.10発売予定とのこと。(1巻同梱のミニチラシより))

ちまちまパペット
著者:ひな。
角川コミックス・エース
恋する人形のハートフルコメディ。
以前、「ぴよこにおまかせ!」でご紹介させていただいたことのある、「ひな。」さんの単行本です。
一流の人形師になることを夢に見つつも、周囲から女の子扱いされることを快く思わない男の子、里見くん(他称:サトミちゃん(^^))。
そんな彼が、いつも遊んでいるUFOキャッチャーで、不思議なパペット「ムメ」(漢字で書くと●●:敢えて伏字(笑))と出会うことから、お話が始まります。
自称「幸せを運ぶプリティドール」(笑)として、サトミちゃんを幸せにしたいと願うムメですが、その気持ちはなかなか彼には届きません。
サトミちゃんの彼女に対抗心を燃やし、また、ライバル(?)である自称「未来の嫁」(笑)木菜子(きなこ)ちゃんとのドタバタを交えながらも、一途にサトミちゃんの幸せを願うムメ・・・そんな彼女に突きつけられる現実・・・そして・・・
ありのままの自分でいることの素晴らしさと、ありのままの自分を受け入れてくれる人の大切さに気づかせてくれる、心温まるお話です。
魔法遣いに大切なこと SOMEDAY's DREAMERS プライマル
著者:山田典枝
メディアファクトリー
先にご紹介させていただいた、コミック「魔法遣いに大切なこと」の原作者、山田典枝さん執筆による、小説版です。
小説版・・・ではあるのですが、その内容は、魔法研修を終えた後の、菊池ユメちゃんから、恩師である小山田雅美先生に宛てた、8通の手紙の形になっていて、彼女の幼少期の思い出や、それを振りかえる現在の彼女の気持ちが、大切に綴られています。
そして、彼女の周りにいる人たち。家族や友人の温かさが、読む者の心に、染み込むように伝わってきて、そのときそのときの、ユメちゃんの想いを追体験させてくれます。
そんな心にしみるお話だけに、(特に涙もろい方は)読む時は一人で、お部屋の中でどっぷりと浸かって読むのがおすすめです。
人前で読むと、涙をこらえるのが大変かと。。。(何度落涙したことか>わたし(*^^*)
魔法遣いに大切なこと SOMEDAY's DREAMERS 1st〜2nd 全2巻
原作:山田典枝 作画:よしづきくみち
ドラゴンコミックス
時は現代。
舞台は『魔法遣い』という存在が普通に認知されている、パラレルワールドの日本。
国家公認の正式な『魔法遣い』となることを目指す、18歳の少女、菊池ユメちゃんが、東京での魔法研修を通じて、たくさんの人達と、自分自身の心の中に、未来への『希望の花』の種をまき、咲かせていく、愛情のこもったエピソードがたくさん綴られた作品です。
ユメちゃんと、彼女の周囲の人々とのふれあいを見ていくうちに、「魔法遣い」にだけでなく、人にとって、「大切なこと」を、読む側にも考えさせてくれました。
個人的には、ユメちゃんと幼馴染(?)の悠太くんの将来が気になったりしてます(*^^*)
あと、できれば文華ちゃんが、病気を克服して、元気になってくれたらいいなと思います。
(「お医者の先生」のお話もとてもよく解るのですが、やはり心情的にそう思ってしまいます。文華ちゃんの「強さ」と「医療魔法」の今後に期待して・・・)
(この作品の存在は、当国の入国記録帳にもよく書き込みをいただくベロやんさんから教えていただきました。いつもありがとうございます。(感謝))
ヨコハマ買い出し紀行 1〜10 以下続刊
芦奈野ひとし
アフタヌーンKC(講談社)
夕凪の時代と呼ばれるてろてろの時間・・・
そんな時代の中を生きる、「ロボットの人」アルファさんと、彼女の周りの人々と、それを包む風景との出逢いが、たくさんつまったお話です。
慌ただしい毎日の中、ふと、このコミックのページをめくり、澄んだ空気の感じられる、ホッとできる風景や、時に優しく温かく、時には思わず笑ってしまうような、情景のひとつひとつを、気負わずに眺めているうちに、穏やかな時間の流れの中を泳いでいる自分に気づく、そんな不思議な魅力を持っています。(^^)
2003年3月現在の最新巻は10巻。
ちなみに、第10巻の第90話を読んだ後、第1巻の第6話を読み返すと、ちょっとイイ感じになれるかも(^^)
デ・ジ・キャラット劇場
ぴよこにおまかせ! 全2巻
著者:ひな。 原作・キャラクター原案:コゲどんぼ
DENGEKI COMICS
デ・ジ・キャラットをご存知の方には、既にお馴染みとなっているであろうキャラクター、ピョコラ・アナローグIII世(通称ぴよこ)が主人公の、コミック本です。
今回(2003年1月)発売の第2巻で完結となりました。
これまでの「Di Gi Charat」本編のDVD等では、白黒のお洋服+パンダ帽子という服装が殆どのぴよこ(もちろんこれはこれで可愛らしいです)が、コミック版では、各話の扉絵をはじめ、そのお話に応じて、いろんな服装で登場してくれるのも、この本の魅力のひとつでした。
もともとは、ブラックゲマゲマ団という「悪」の組織の首領(さらに遡ればデ・ジ・キャラット星の双子星であるアナローグ星のお姫様?)という位置付けの彼女ですが、「悪」というよりも、むしろ、「興味深々ないたずらざかりの子供」といった可愛らしさの方が先に立っていますし、御付きの「リク元帥・カイ中将・クウ少佐」の3人も、基本的に「イイ人」だったりしますから、結果的に、いつもお話がほのぼのしてしまうというのが、また楽しかったり。(^^)
そんな、ほのぼの路線な部分が、「ひな。」さんの絵の雰囲気にもぴったりと合っていて、良い感じです。
ギャグ路線の部分もなかなかで、2巻に登場する「フィギュア」は、思いっきりツボにはまりました(笑)
ほぼ全編、ぴよこが物語の中心人物になっているのですが、中には他のキャラクタを中心のお話もあって、これもまた、ほのぼのとして良い感じなのです。
本家「Di Gi Charat」の世界はそのままに、より一層温かなエピソードが多い本作。
アニメ化されたりしないかなぁと思っていましたら、今回のコミックの帯に、しっかり発売予定(2003年3月12日)が載っていました(笑)
こちらもちょっとチェックしてみたいです。(^^)
小説版
ぴたテン 1  ちょっと昔の過ごし方 
著:落合ゆかり 原作:コゲどんぼ
電撃G's文庫
電撃コミックスに原作を持つ、心が温かくなるお話(ハートウォーミングストーリーというのだそうな(笑))、「ぴたテン」
コミック版では、本編のヒロイン(のひとり(笑)?)である、天使(見習い?)の美紗さんが、天界から人間界に暮らす主人公、湖太郎くんの家のお隣にやってきたところから、お話が始まりますが、こちらの小説版では、そのサブタイトルが示しているとおり、コミック版よりも、ちょっと昔のお話が綴られています。

幼少期の湖太郎くんのお話では、幼稚園に通う湖太郎くんの日常と、彼の幼なじみである小星ちゃんとの(というより主として小星ちゃん側からの)馴れ初め(笑)、そして、突然に訪れるお母さんとの別離と、大きな転換期の元であり、かけがえのない友人となる天ちゃんとの出会い。
人間界に来る前の、天界での美紗さんのお話では、天界での試練の実態と、トレードマークのうさぎさんの正体(笑)
人間界に来た直後の紫亜さんと「クロ」(笑)のお話では、居候先となった家族とのふれあいと、限られた時間という現実。
そして、御手洗家嫡男、大ちゃんの憂鬱(笑)

コミック版では未だ明かされていない、主人公たちの過去に、ちょっと触れることができて、より一層、ぴたテンの世界に浸ることができるようになりました。
今回、「1」となっていることから、続刊が楽しみな一冊です(^^)
ココロ図書館 1・2 以下続刊
高木信孝 脚本:黒田洋介
DENGEKI COMICS EX
月刊コミック「電撃大王」で連載の、同名コミックスの単行本です。
人里を離れた山奥に建つ、小さな図書館・・・「ココロ図書館」。

司書になったばかりの頑張りやさんで、本編の主人公である三女、こころ(通称:こころん)
しっかり者で秘密持ち(笑)の次女、あると(通称:あるとちゃん or あるとおねえちゃん(笑))
穏やかな館長代理で、こころんが大好き(笑)な長女、いいな(通称:いいな姉 or いいなおねえちゃん)

そんな三人姉妹が司書をする、私立図書館を舞台に、温かでやさしい日々が綴られていく、ほのぼのホロリなお話です。
お話と同時に、サブキャラクターが素敵なところも、本作の魅力のひとつですね。
朱葉ちゃんの純粋な感じも良いですし(*^^*)
エレーヌさん(幽霊さん or 透明人間さん(笑))は神秘的(?)な感じでお気に入りだったりしますし(^-^)
キット(猫さん)は可愛いですし(笑)

月刊誌では、毎回2話ずつ、うち一話はオールカラーという構成(一部倍ページで1話構成という例外あり(^^;)で、「電撃大王」を購入時には、いつも楽しませていただいている作品で、単行本が出ると聞いた時点で、購入が確定しておりました(笑)
また、本編以外のお楽しみに、毎回、KoKoSho Perfection として、主人公のこころんの、様々な衣装姿が掲載されているのですが、単行本では、その全てがカラーになっていることも、とても嬉しいです(^-^)

そして、本のカバーと内表紙に記された言葉がとても素敵で、「本」そのものを、とても愛おしく感じてしまいます。
わたし自身、本が大好きですし、個人的に、司書という職業を考えていた時期もあり、いろんな意味でお気に入りのシリーズなのです。
ぴたテン 4 
コゲどんぼ
DENGEKI COMICS
天使の羽根で心をふんわり包んでくれるような、温かいお話が素敵な、ぴたテン最新巻(2001.10.30現在)です。
美紗さんの羽へのこだわりが、ほほえましくて切なくて、今までの巻の中でも、「天使(候補?)美紗さん」が、<<羽を持つ人>>であることを、全編中の要所要所のコマで、「浮揚感」や「飛翔感」や「抱擁感」と共に実感させてくれます。
今回の巻から、コタローくんの従姉妹で、語尾に「ぅ」が付くのがチャームポイント(笑)の新キャラ「紫乃ちゃん」が登場しています。
「紫亜さん」の「探し物」に何やら深い関係がありそうな彼女。名前も一文字重なっているところが、なんともいわくありげで、今後の展開が気になるところです。
皆に心のこもったお弁当を作ってくれたり、テンちゃんを優しく励ます紫亜さんの人となりを見ていると、本編中、紫乃ちゃんに避けられ続けてしまう彼女が、すこし可哀想に思えてしまいました。(故あってのこととは思うのですけれどね)
シリアスな部分では、公園で、美紗さんが話しかけている相手(おそらく早紗さん)の意味深な発言が、これからのお話にどのように絡んでくるかが、非常に気になります。
登場人物それぞれの「事情」が徐々に見え隠れしはじめてきた第4巻。
今回は、黄色のぽわぽわが、光を放つタンポポのような、可愛らしい小星ちゃんの表紙が目印です。(^-^)
ザ・サード(I)〜V、(外伝I)(以下続刊)
I. 蒼い瞳の刀使い(ソード・ダンサー)
II. 虚ろなる幻影の墓碑(グレイブ・ストーン)
III.還らざる魂の蜃気楼(ミラージュ)
IV.天翔ける螺旋の乙女(フェアリィ)
V. 惑いの空の凶天使(ハーフ・ウィング)
(外伝I). いつか時が流れても
星野 亮
富士見ファンタジア文庫
ずぅっと気になっていながら、なかなか読む機会がなかった、「ザ・サード」シリーズ。
とりあえず、5巻まとめて購入をしてきまして、これで、当分は楽しめるな、と思っていたのですが、一巻目を読むなりのめりこんで、一週間ほどで、外伝を含めた6冊を読了をしてしまったという、いわくつき(笑)の文庫本です。(このパターンで読了したものは、一番近いところでは「スレイヤーズ」シリーズでしたが、あちらは、アニメで観たのが先でしたから、いきなりまとめ買いで一気読み、というのは、結構久しぶりかもしれません(*^^*))

かつて高度な文明を誇っていた人類が、「大戦」によってその大地のほとんどを、砂漠と化してしまってから、幾星霜・・・
「大戦」の記憶と、現実が、未だ深い傷跡を残すこの地は、今や、人類の能力を遥かに凌駕した、ザ・サードと呼ばれる亜人種による支配の元に、ゆるやかな崩壊と再生の道を模索しているただなかにあります。

このシリーズは、そんな世界の中で、たくましく生きていく、17歳の少女、火乃香(ほのか)と、彼女に出会う人々と、世界のお話です。
「刀使い(ソードダンサー)」の異名を持つ彼女は、居合い(抜刀術)の達人で、その技を更に超人的なものとする、特殊な能力をも駆使しつつ、厳しい砂漠での「何でも屋」稼業を続けていきます。

類稀なるその才能を駆使して、眼前の問題を解決していく、彼女の太刀まわりの格好良さも、もちろん、魅力的で、のめりこみ度120%なのですが(笑)、やはり、このお話の一番の魅力は、火乃香という少女自身の、素晴らしさだと思います。
経験に裏打ちされた強さと、全てを包んでしまえるような、本当に大きな優しさ。
各巻のクライマックスで発露される、彼女の言葉のひとつひとつが、この世界への魂の叫びとなって、胸に響きます。

そして「恋」に対して、悲しいまでに免疫力のない彼女が、真っ赤になっている様子を、頭に思い描くのも、とても楽しいです(これはこれで意地悪かも(笑))

彼女に出会うことで、何かが変わっていく・・・
それは、このお話に登場する人々だけでなく、その世界を見つづけている、読者にも言えることなのかもしれません。
(難しい話はさておき、3巻目を過ぎるころには、「ほのちゃん大好き」・・・と臆面もなく言えるようになるのではと・・・(ぉぃぉぃ(*^^*))

オススメの6冊(以下続刊)です(笑)

ちなみに、
本編第1巻

 「蒼い瞳の刀使い(ソード・ダンサー)」

最新刊(2001.06.05現在)となる
外伝第1巻
 「いつか時が流れても」


という表題で発売されているのですが、文庫の表紙の表題の上には、「ザ・サード」としか表記されていませんので、お気をつけください。
(その他の本編には、ザ・サードII〜ザ・サードVの表記があります)
外伝だけでも楽しませていただけますが、本編にどっぷりと浸かってからのほうが、より楽しめると思いますから(笑)
ぴたテン 3 
コゲどんぼ
DENGEKI COMICS
温かな優しい雰囲気の紫亜さんに、「お母さん」のイメージを重ね、お互いの距離も何となく縮まっているコタローくん。その様子に、なんとなく寂しげな表情の美紗さんが、ちょっぴり切ない第3巻です。
今回の巻では、普段とは少し違う、ダイちゃんや、テンちゃんの素顔のひとつを垣間見ることができます。
そして、なにやら美紗さんに縁の深そうな、新キャラ、早紗さんが登場して、お話をかき回してくれています(笑)
なんとなく、ノリが「小星ちゃん」していて、その分、今回、小星ちゃんの出番が少ないような気も・・・(笑)
今後、彼女が、どのように関わってくるのかがとても楽しみです。
テンちゃんと紫亜さんの今後や、コタローくんの夢の真相、美紗さんの「試験」結果などなど、気になる伏線てんこもり状態で、次巻につづきます(^^;)
クレセント・ムーン  全3巻
臣士れい
EYES COMICS(集英社)
「リスキー☆セフティ」で御紹介させていただいた、臣士れいさんの描かれている単行本です。

とある書店で、たまたま3巻を発見して、その帯の「感動の最終巻」の記述を見て、そのお店に1巻2巻が無かったにもかかわらず、購入してしまったもので(笑)、その後、2巻、3巻を探し出すのに結構かかってしまいました(*^^*)

こちらが、臣士れいさん初の少女マンガで、且つ、初めてのオリジナルのコミックスになるのだそうです。(第1巻の後書きに記述がありました)

主人公のデニーの成長が描かれていく本編は、全体として3部構成になっている感じで、第1話から第4話までは、各話完結の短編ファンタジーという雰囲気で、切なくも温かさに満ちたお話が綴られています。
第5話から第9話では、このお話の核のひとつとなる少女、リューオが登場し、彼女を狙う者たちの登場が、主人公を大きな流れの中へと導いていきます。
そして第10話以降、成長したデニーが、新たな流れを創り出しながら、物語はクライマックスへと突入していきます。

今回、第3巻、第2巻、第1巻の順で書店で見つけて、第1巻を購入後に、一気読みという変則的な状況だったのですが、買って良かったと思える良書でした(^-^)
個人的には、第10話以降に登場する、ファルルという、デニーのことが大好きな女の子(小動物(笑))が、お気に入りです。
表情がとても豊か(笑)で、元気いっぱいな可愛らしさがあります。
彼女とデニーとの出会いの経緯は、作品内では触れられていないのですが、第2巻の後書きで、「それはまたの機会に・・・」と書かれているので、今後にちょっと期待です。
(3巻で描かれる予定が変更になったのかもしれませんけれど(^^;)
ブギーポップ・パラドックス
「ハートレス・レッド」 
上遠野浩平
電撃文庫
言わずと知れた(?)ブギーポップシリーズの10冊目です。
今回は、霧間凪の中学生時代のお話です。

ヒトの気持ちに鍵をかける「能力」・・・<金曜日に降る雨>をもち、人々から<傷物の赤>と称される少女、九連内朱巳(くれないあけみ)。
生きるために、その「能力」を顕示し続けざるを得ない彼女を中心に、いくつかの糸がからみ合いながら、お話が進んでいきます。

からみあう糸のひとつ、内村杜斗。
彼の持つ能力・・・<安全装置>。それは、「死なない」ための能力・・・
借り物とはいえ、その能力のおかげで、彼は絶対なまでの自信を得ることになりますが、その彼のもとにも、「死神」が現れることに。
でも、彼が「世界の敵」と判断された本当の理由は、意外にもその能力にあるのではなく・・・

からみあうもうひとつの糸は、霧間凪。(当時中学生(笑))
いろんな意味で、いわゆる一般的な中学生の粋を超えた、超(スーパー)中学生。(ぉぃ(^^;
今回も、「炎の魔女」は、落ち込むことなく、元気に正義の味方を貫いています。
#本人が聞いたら逆鱗に触れそうですね(^^;
でも、本当に最近、霧間凪の活躍(文字どおりの活躍ですし)がとっても楽しみになっています。
また、今回は、彼女の綽名が使われている場所が、絶妙で、素直に感動を覚えてしまいました。
あずまんが大王 2 
あずまきよひこ
Dengeki Comics EX
待望の第2巻発売です(笑)
今回は、前回のような、「見て即笑う」という感じのものよりも、むしろ2度目以降にクスクスと笑うことができる話が多かったように思います。
コミックについている帯に
「再読性(re-readability)に優れたコミックとして、今日も気づいたら読んでました」
とあるのですが、まさにそんな感じです。
前回も思ったのですが、このコミック、帯に書かれている台詞がかなり的確に中身を表していて、面白いです。
個人的には、「初夢の中のちよちゃん(笑)」や、「大阪」のしゃっくり話が面白かったです。
彼女に効いた言葉というのがなかなか・・・(笑)
ちなみに、ちよちゃんのしゃっくりには、「くるま」の一言が効くような気がするのは、わたしだけでしょうか?(笑)
今回は髪を下ろしたちよちゃんも見ることができます(^-^)
ぴたテン 2 
コゲどんぼ
DENGEKI COMICS
てひひひー、な美紗さんが、ちょっと切ない第2巻です。
新キャラ(あだなは、「ウン●」(^^;)も登場して、ますます賑やかになってきたぴたテンですが、ドタバタ+ふんわりな第1巻にくらべると、ちょっとシリアスな感じのするお話でした。
今回は、前回謎の多かった紫亜さんのいろんな表情を見ることができて良い感じです(^-^)
(謎は深まるばかりですが(^^;)
また、美紗さん紫亜さんの寝間着姿は、可愛すぎて必見です(*^^*)
そして、コタローくんのかぐや姫にうっとりしてしまいましょう(笑)
コタローくんが美しすぎるせいか、今回は小星ちゃんの影が薄かったような(^^;
終盤、波乱ぶくみのまま、第3巻へとつづきます。(笑)
魔法陣グルグル 13
衛藤ヒロユキ
ガンガンコミックス
忘れた頃に発売される(笑)月刊少年ガンガンで連載中のコミックの単行本最新巻です。
今回は、ニケとククリの二人旅が再開するところからお話が始まります。
予言者ガルニエの予言板と共に現れた占い師ミュウチャ(笑)
バナナネコに導かれ、予言者の島、レフ島に向かう勇者達を待つものは!!(なんてね(笑)
個人的には、最後にまとまってやってくる石版の最終局面が、ツボにはまりました(笑)
今回は、爆笑モードではなく、全体的にほのぼのムードがいっぱいのお話になっています。
同時収録されている、外伝「秋の使い」が、今の時期(10月)にぴったりです。(^-^)
スレイヤーズすぺしゃる15
エイプリルの事件簿 
神坂 一(かんざかはじめ)
富士見ファンタジア文庫
スレイヤーズ長編が終了した後、初めてのスレイヤーズシリーズ最新刊(2000.10.03現在)です(笑)
今回は、紫色の脳細胞の異名をもつ、迷探偵エイプリルとコンビを組むことになるリナ。
なんといっても見どころ(読みどころ?)は、リナの「称号の服(デイグリー・ローブ)」(特に色)でしょう(笑)
事件の解決の方法に、「ああ、やっぱりスレイヤーズだ」と頷いてしまいます。(^^;
このほか、ハイソなアンデッドが暗躍(?)する「プライド・オブ・ダークネス 前・後編」と
角川ミニ文庫で先に発売され、アニメ化もされている「リナちゃん(はあと)おしゃれ大作戦」
が収録されています。
あずまんが大王 1 
あずまきよひこ
Dengeki Comics EX
月刊コミック電撃大王に連載中の同名漫画の単行本第1巻です。
書店に行く度に探していたものを、ようやく見つけることができました。
これは面白いです。(笑)

「理由のわからない面白さ。
 沸き上がる不思議な気持ち------
 考えるな。ただ感じろ。そして笑え。」

という、表紙の帯の台詞に偽りなしですね。(笑)
基本的には4コマ漫画の集大成なわけですが、ある程度まとまった連作(笑)になっているものもあって、その繋がり方もまた絶妙です。
登場人物も皆さん個性的で・・・

元気とやる気だけは誰にも負けない暴走女子高生  ともちゃん(^^;
実は負けず嫌いな天才こども高校生 ちよちゃん(笑)
実は可愛いモノが大好きな 榊さん(=^ω^=)
榊さんに憧れのまなざしを隠せない かおりん(*^^*)
すでに本名を忘れ始めている「大阪」こと 春日歩(あゆむ)さん(^^;
ラブレターのヒミツが気になる、「にゃもちゃん」こと  黒沢みなも先生(笑)
一番の常識人? 歌声が気になる、眼鏡がチャームポイントの よみさん
 (実は水原暦(こよみ?)という名前らしい・・・(^^;073ページ参照(笑))
とにかくアブナイ 木村先生(^^;
わすれちゃいけない 忠吉(ただきち)さん
 (人格者・・・ちよちゃんの家の犬です(笑))
そして、問答無用の谷崎ゆかり先生(爆)

・・・といった具合で、それぞれの個性が絡み合い、笑いの相乗効果を発生させながら、読者に迫ってきます(笑)

1度読んで笑い、2度読んで更に笑い、翌日また思い出し笑いができるという逸品です。
(ア、アブナイ。。。(^^;)

この本の存在は、いつも当国の伝言板に書き込みをいただいている、ベロやんさんから、メールで教えていただきました。
この場を借りまして、お礼を申し上げます。
ありがとうございましたm(_ _)m
デ・ジ・キャラット 1 
菜の花こねこ
電撃G's文庫
秋葉原を発信源に巷で人気上昇中のデ・ジ・キャラット(笑)
その小説版です。
1巻目となる今回は、第1話で、主人公の「でじこ」こと、デ・ジ・キャラットたちが、秋葉原に襲来(笑)して、ゲーマーズで正式採用(笑)されるまでのいきさつを、
第2話では、「でじこ」と「ぷちこ」の誕生秘話(?)を読むことができます。

小説版第1話の内容は、アニメ版とは少し違ったいきさつで、でじこVSうさだの激闘(笑)が描かれています。
第2話は、先日(2000.08.28)の「ささやきの林」でも少し触れさせていただいた、「デ・ジ・キャラット サマースペシャル2000」という、TV放映アニメーションの設定にも少し関わってきているようです。
もともと、原作者のコゲどんぼ氏のキャラクターデザインの段階で、こうした設定があったのかもしれませんが、わたしは今回の小説版で初めて知ったことが多かったです(^^;
「でじこ」と「ぷちこ」が地球に来る以前の本名(?)が知りたい方は、必読の書かもしれません(笑)
カードキャプターさくら 12 原作コミック最終巻
CLAMP
KCデラックス
テレビアニメ化にビデオに劇場版にゲームにと、様々な広がりをみせたCCさくら。
その原作コミックの単行本が、遂に最終巻を迎えました。
テレビアニメ版のエンディングは、既にLDで観ていましたが、そちらでは短く纏められていた最終話にいたるまでの、さくらちゃんの心の動きや、周囲の人々とのふれあいが、より細かく描かれていて、大団円とわかっていても、さらに楽しく読み終えることができました。

忙しさの中、ついついトゲトゲしくなってしまう気持ちを、いつも「はにゃーん」とさせてくれる逸品でした(*^^*)

本編は今回にて終了となりますが、今年(2000年)夏の劇場版や、PS、DCのゲームといった場では、まだまだ彼女の活躍を見ることができそうです。(^-^)

無敵の呪文は永遠に不滅ですね。(^−^)

「・・・絶対 大丈夫だよ」

ぴたテン 1 
コゲどんぼ
DENGEKI COMICS
デ・ジ・キャラットの原作・キャラクターデザインでお馴染み(?)のコゲどんぼさん初のオリジナルコミックス第1巻です。
店頭で最初に見かけたときには、中身を確認できなくて(笑)、購入が遅れてしまったのですが、某書店で中身を確認(笑)して、即決(^▽^)

「てひひひー」「ひゃっほー」が口癖(?)の、明るい天使な女の子、美紗(みしゃ)さんが、本編の主人公である湖太郎(コタロー)くんのお隣に引っ越して来たことから、物語は始まります。
本人は、「天使の中では飛び抜けて出来が悪い」なんて言っていますけれど、彼女の言葉や行動を見ていると、なんとなく気持ちが明るくなって、元気がでてきますから、やはり十分に天使としての素養を持っているように感じます(^-^)
彼女の感情に合わせて、表情がコロコロ変わるウサギさんも、いい味だしてます(笑)

コタローくんに想いをよせる、幼なじみの小星(こぼし)ちゃんも、この手のお話ではありがちな、「コタローくんはわたしのものよ!!」的な雰囲気が(それほど(笑))なくて、良い感じです。
ちなみに、今回の第1巻では、彼女は猫耳を付けて登場しているのですが、全編を通して付けたままで、お風呂に入っても付いている時点で、本当に付け耳なのかが怪しくなってきました(^^;
他に物語りに出てきている同じ小学校の生徒のなかには、ケモノ耳なヒトはいないみたいですから、そうした(ケモノ耳さんがごく普通に闊歩するような)世界ではないと思いますので、おそらくは付け耳なんでしょうけれど・・・(なにをこだわっているのか?<わたし(^^;
#ちなみにわたしは、付け耳でも本当の耳でも、猫耳は好きです(笑)

中盤で登場する、紫亜(しあ)さんと、彼女の持つ球体(笑)の正体も気になるところです。
スレイヤーズ15
デモン・スレイヤーズ! 
神坂 一(かんざかはじめ)
富士見ファンタジア文庫
いよいよ完結を迎えた、スレイヤーズ本編の最新刊(最終巻)です。
一粒で何度でも美味しい、メディアミックスな展開も見せていたスレイヤーズシリーズ。
深夜にTV放映されていた、劇場版第1作がきっかけで、TVシリーズのビデオをレンタルして連日観賞し、ついには原作に手を出したというもの(通常の流れとは全く逆なのでしょうね(笑))だったのですが、これもまた想い出深い作品でした。
原作を購入し始めたころは、1日3〜4冊くらいのペースで、どんどん読みふけっていたことが懐かしいです。
富士見ファンタジア文庫の本を、よく読むようになったのも、スレイヤーズの影響が大きかったと思います。

今回は終局へ向けて、意外な人が意外な形で再登場したり、高位魔族のオンパレードで(笑)楽しませてくれます。
前巻が、かなり「重い」内容だったこともありますが、今回は、軽さと重さがバランスよく取られていて、適度に緊張しつつも肩の力を抜いて読んでいける内容になっていたように思います。

エンディングもなかなか小気味よく、自然なスレイヤーズらしさが出ていて、納得の一冊となっていますね。
あとがきも相変わらず、ぶっ飛んでいますけれど・・・(笑)

長編シリーズの方は、これで完結ですが、すぺしゃる関係は、今後も続いていくようですので、今後はそちらに期待ですね。

今回は、いつも当国の伝言板に書き込みをいただいている、みずはさんから、新刊発売の情報をいただくことができました。この場を借りまして、御礼を申し上げます。
ありがとうございましたm(_ _)m
リスキー☆セフティ 原作コミック 全3巻
臣士れい
DENGEKI COMICS
DVDでその世界に触れ、いつかは読もう読もうと思っていた、リスキー☆セフティの原作の単行本です。
DVD(少なくとも2巻まででは)語られることのなかった、リスキーとセフティが身体を共有している理由も知ることができました(笑)
1巻、2巻では、リスキーとセフティが出てくるお話は、各巻頭の1話のみですが、他のお話も、負けず劣らず、楽しくて、温かな気持ちにしていただける良作です。
個人的には、DVD版にも出てきている、ファジーちゃんのお話がお気に入りです。
最終巻である第3巻は、全話にリスキー&セフティが登場しています。
最終話では、そうそうたるキャストが登場して(笑)話を盛り上げてくれます。リスキーの師匠である「死神老」がいい味出してますね(^-^)
DVD版では、どのような結末が用意されたのか、気になるところです。
ブギーポップ・デュアル
負け犬たちのサーカス 
上遠野浩平
DENGEKI COMICS
様々なメディアでの展開を見せるブギーポップシリーズ。
そのコミック版単行本の第1巻です。
原作小説とは少し異なる世界観と登場人物が、新しいブギーポップ世界の幕開けを告げています。

「崩壊のビート」を止めるため、自動的に浮かび上がる「不気味な泡」
かつて少女と共にあったもの、それはなぜいま少年の身体に現れるのか・・・
謎に満ちた過去をひきずりながら、それでも物語は収束へ向けて(?)先へ先へと歩を進め続けていく・・・

小説版では十八番である「ワイヤー戦法」(笑)は登場していませんが、コミック版のブギーポップもなかなか決まっています。
まだまだ始まったばかりで、先が見えませんが、今後の展開が楽しみな一冊です。

魔法陣グルグル 12

衛藤ヒロユキ
ガンガンコミックス
月刊少年ガンガンで連載中のコミックの単行本最新巻です。
このコミック、既にFANDARCIA上でご紹介させていただいていたつもりでいたのですが、過去の履歴をたどってみると、実は今回初登場のようです(^^;
いわゆる「ドラクエ」に代表される家庭用ゲーム機用RPGに登場するような世界(回りくどいですね(^^;)を舞台に、主人公の勇者ニケくんと、ミグミグ族唯一の生き残りで、グルグル魔法使いの女の子ククリちゃんと、その他の濃いぃぃNPC(笑)が織りなす、愛と笑いの冒険浪漫活劇です(笑)
わたしは元々は、友人宅でTVシリーズのものを見せてもらったのがきっかけで、原作も読むようになったクチなのですが、もうすっかり定期(?)購読本になってしまいました。
たしか最初に見たTVアニメのシーンが「ザムデイン」ネタで、爆笑してしまったことを覚えています。
笑いの中に、ほのぼのありで、オススメのシリーズです。(^−^)

To Heart vol.3

高雄右京
DENGEKI COMICS
リーフのゲーム「To Heart」のコミック本の第3巻。
今回で最終巻となりました。
第3巻では、第8話で「雛山理緒」、第9話で「宮内レミィ」、第10話で「保科智子」、そして最終話では、「神岸あかりII(笑)」として、各キャラクタを軸にしたお話が綴られています。
各お話とも、最終話を意識した作りにはなっているのですが、どれも丁寧に描かれていて、自然に読み進めていくうちに、完結を迎えることができている感じです。
To Heart関係のお話は、先に最終巻が発売されたアニメ版に続いての最終巻発売ということで、一区切りというところですね。
それでも、このTo Heartというゲームの関連本。まだまだアンソロジーコミックなどで良作を描かれている方々がたくさんいらっしゃって、これからも長く楽しませていただけそうです。
ロスト・ユニバース1〜3 (全3巻)
作画 義仲翔子 原作 神坂 一
角川コミックス ドラゴンJr.
原作小説がTVアニメーション化もされ、いずれも既に完結を迎えていた中、唯一連載が続いていた、コミック版ロスト・ユニバース。
小説ともアニメ版とも異なる切り口で描かれ、オリジナルキャラクタも登場し、ある意味で、一番元気のあったシリーズであったようにも思います。
今回のコミック版の3巻(最終巻)発売で、とうとう全てのロスユニが完結となりました。
毎回気になっていたアニスちゃんの行く末も、今回きっちりと描かれています。
不安定で希薄な存在として描かれてきた彼女でしたが、シリーズを通して、最も存在感あるキャラクタとなっていったように思います。
ブギーポップ・カウントダウン
「エンブリオ浸蝕」 
上遠野浩平
電撃文庫
ブギーポップシリーズの8冊目、現在の最新刊です。
人の中にある卵の殻・・・それを破ることで、彼らの潜在能力を引き出す、<EMBRYO>と呼ばれるモノ。。。
手にした者たちを、否応なくその渦中に巻き込みながら、それ自身は常に己の「死」を望む不可解な存在・・・
そして”最強”を冠する者、フォルテッシモの登場・・・

今回は、谷口正樹くん大活躍の巻、ではあるのですが、これまでのBPシリーズの中では、珍しく(明確に前後編に分かれていた「VSイマジネーター」を除いて)、後を引く結末が用意されています。

”最強”と”死神”の今後の展開に期待大です。
封仙娘娘追宝録・奮闘編2
切れる女に手を出すな
ろくごまるに
富士見ファンタジア文庫
同名シリーズのドラゴンマガジン掲載短編の総集編の2巻目です。
発売自体は平成10年の10月になっていましたから、新刊というよりは、これまでわたしが気づいていなかっただけのようです(^^;
短編は5編収録されており、表題作を含む5編中2編には「切れる女」=深霜刀が登場します。
殷雷刀とは異なる彼女の「切れ味」が見物です(笑)
スレイヤーズでりしゃす 4
るなてく・へすてばる 
神坂 一(かんざかはじめ)
角川mini文庫
角川mini文庫から発売されている、スレイヤーズシリーズの第4巻・・・
話のノリ的には、すぺしゃると同じドタバタ系の短編版といった感じです。
るなてく・へすてばる・・・はルナティック・フェスティバルの神坂読み?(笑)
村人たちが豊作祈願の神と信じて疑わない怪しげな像が笑えます。(^^;;
スレイヤーズ14
セレンティアの憎悪 
神坂 一(かんざかはじめ)
富士見ファンタジア文庫
ようやく発売された、スレイヤーズ本編の最新刊(99.09.12現在)です。
前作からこれまでの間に触れていた作品が、「すぺしゃる」や「劇場版」などの、ドタバタ系だったこともあるのかもしれませんが、今回の本編は特に「重いお話」に感じます。

今回は強力な魔族との攻防といった緊迫感はあまりないのですが、かえってそのことが、今回のテーマを引き立てる結果になっているのでしょうね。

今回のあとがきでは、次回作について、作者からちょっと驚く発言もありました。
未読のスレイヤーズフリークの方は書店へ走りましょう(笑)
ブギーポップ・ミッシング
「ペパーミントの魔術師」 
上遠野浩平
電撃文庫
遂に7冊目を数える、ブギーポップシリーズの最新刊です。
今回はこれまでとはすこし趣が違う構成で、読む人を楽しませてくれます。
道化師と死神が織りなす、無邪気で残酷な哀しい物語・・・
人々の精神と肉体の指向性を「痛み」として体感できる能力をもち、そしてその「痛み」をアイスクリームというアイテムをもって消すことのできる魔術師、軌川十助。
ブギーポップに「最大級の世界の危機」であると言わしめた彼はまた、最大級の「痛み」の保持者でもあった・・・

今回も話の端々に、これまでの登場人物が現れて、哀しい話の中に、ちょっとした安堵感を与えてくれています。
憎まれっ子世にはばかるとは良く言われますが、未だにその姿を見せる敵方の「スプーキー・E」が、なんとなく作者のお気に入りではないのかと思い始めている今日この頃です(笑)
クロックワーク 2
ぶれいくだうん・いのせんす 
山本 剛
角川スニーカー文庫
下でご紹介させていただいている、「まん・ましーん」の続編です。
学校に通うことになった「チッタ」ちゃん。初めての子供社会にとまどいながらも、同年代の友達を得て、確実に成長をしていく彼女ですが、「恋心」にはまだ早かったようで・・・
2巻目になって、だんだんとクロックワークワールドが身近に感じるようになってきました。
シャフトを巡るこれからの展開と、チッタちゃんの行く末が楽しみなシリーズです。
クロックワーク 1
まん・ましーん 
山本 剛
角川スニーカー文庫
空から女の子が降ってくる・・・というと、「天空の城ラピュタ」ですが、このお話で降ってきたのは、クロックワーク(ゼンマイ仕掛けの超発展機関)で動く、ウサ耳型のスタビライザをつけた、機械仕掛けの女の子でした。
「お名前はなんていうの?」
チックタック、チックタック・・・ゼンマイの音であふれかえる、ナーコロジーの部屋の中で、彼女はしばし考え、そして答えました。
「チッタ!」
貧乏探偵シャフトは、そのニッコリ★笑顔の前に、ついに未婚の「おとタマ」となってしまうのでした。(笑)
小説版「魔導物語」の作者、山本 剛さん初のオリジナル小説第1段です。
#わたしは「魔導物語」は未読なのですが、今度読んでみようかと思っています(^^;;

To Heart vol.2

高雄右京
DENGEKI COMICS
リーフのゲーム「To Heart」のコミック本の第2巻。
第2巻では、第5話で「松原葵」、第7話で「姫川琴音」を中心に描かれています。
今回も、ゲームでのシナリオとは異なるお話で、二人のエピソードが盛り込まれています。
葵ちゃんの格闘技同好会の会員の勧誘を、マルチくんがするというアイデアは、なかなか当を得ていて良い感じです。
幼少時代の琴音ちゃんのお話も暖かい感じがして良かったです。
今回も大阪弁の「くまちゃん」が場を盛り上げて(?)います。(笑)
夜明けのブギーポップ 
上遠野浩平
電撃文庫
「あの時、アイツは生まれたのかも知れない・・・」

最近人気上昇中で、新刊が出るたびに書店を奔走することになる、ブギーポップ(略称:BP(^-^))シリーズの最新刊です。

今回は、先に出版されていた「電撃hp」誌に掲載されたお話に、追加する形でひとつのエピソードがまとめられています。
ブギーポップの誕生秘話とはなっていますが、お話的には「霧間凪ちゃんスペシャル」ですね。(笑)

時間的には、シリーズ本編の登場人物が、中学生の頃のお話です。
中学生の頃から、類い希な「賢さ」を見せる凪ですが、やっぱり中学生らしいかわいらしさがあって、それもまた魅力のひとつになりました(*^^*)

それから、今回折り込み誌として入っている「電撃の缶詰」(1999年5月号<VOL.67>)に、「竹泡対談」として、本編の登場人物「竹」田くんとブギーポップ「泡」の対談が収録されています。(笑)
BPフリークの方は是非一度読んでみてください。
BPの世界を再認識して、また頭から読み返して見たくなりますよ。(笑)

今回の新刊発売の情報は、なっと@瑞也さんから、
折り込み情報は、夏町銅貨さんから、
お教えいただきました。いつもありがとうございます。(^-^)
闇の運命を背負う者 エピソード3 
神坂 一
角川スニーカー文庫
「マスター」により、常人では持ち得ぬ能力を与えられることとなった者たち・・・
「闇」(ガイア)と「光」(ヴァルハラ)に分かれた死闘にも、ようやくの終結を迎えたはずの、主人公・国間仁(くにまひとし)たちの前に、新たな「能力を持つもの」が現れます。
ひとそれぞれの心に潜む闇・・・
その運命に対峙した者たちのひとつの物語が、ここに完結を迎えました。
(小説版)
ONE〜輝く季節へ〜
原作:タクティクス 文:館山 緑
発行:株式会社ムービック
いつぞやに森の遊戯場で取り上げさせていただいた。タクティクスのゲーム「ONE〜輝く季節へ〜」の小説版です。ムービックゲームコレクションシリーズの8,11,12として発売されています。
これまでに全3巻が発売されていて、エピソード1は幼なじみの長森瑞佳、エピソード2では同級生の里村 茜、そしてエピソード3では同じ高校の先輩である川名みさき、という3人の女の子を中心に、ゲーム本編の主人公、折原浩平との物語が綴られています。
ゲームシナリオのよさをきちんと残したまま、オリジナリティ溢れるストーリーに仕上げられていて、ゲームをされたことのある方はもちろんのこと、ゲームを全く知らない方でも、楽しめる内容となっています。

各巻のポイント
エピソード1:
 館山版「えいえんのせかい」に触れることができます。
 椎名繭(しいなまゆ)ちゃん、と七瀬留美嬢(笑)のシナリオが盛り込まれています。
エピソード2:
 茜ちゃん側からの視点でお話が展開されていきます。
 上月澪(こうづきみお)ちゃんが登場しています。
エピソード3:
 みさき先輩の幼い頃のお話が読めます。最後に追加されたエピソードもなかなかです。
 上月澪ちゃんが再登場しています。

個人的には第2巻をイチオシ(笑)

ちなみに、ゲームはWin95版とPS版が発売されていますが、個人的にはWin95版の方がオススメです。(注:ただしWin95版は一応18禁となっていますのでご注意)

3x3EYES(サザンアイズ) 第31巻

高田裕三
ヤンマガKCスペシャル
前巻でようやく「呪源」の結界を破った八雲。
しかしその前途に新たな敵「神獣ローカパーラ」が出現し、人類滅亡へのカウントダウンが開始された・・・
万能文化猫娘でもおなじみの高田裕三の長編伝奇コミック最新刊です。
今回の巻では、元は八雲の敵であった(一応今も敵という位置づけですが(^^;;、「九頭龍将」の一人「舞鬼(ウーカイ)」がちょっと可愛い一面を見せてくれています。
再び「聖地」へ向かうこととなる八雲。いよいよ決戦の刻が迫ってきている感じですね。
ロスト・ユニバース5
闇 終わるとき 
神坂 一
富士見ファンタジア文庫
TVアニメーションにもなりました、ロスト・ユニバース。
その原作小説版の最終巻です。
ついに迎えた生体殲滅艦「デュグラディグドゥ」と戦闘封印艦「ヴォルフィード」の決戦の刻。
ケイン、ミリィ、キャナルが、それぞれの運命と対峙し、決着を付けることになります。
長い長い戦いの果てに、キャナルの帰る場所。。。そしてそこから、新たな未来が紡がれようとしています。
NANIWA鎮魂記レクイエム
栗府二郎
電撃文庫
子供相談所・・・いえいえ(笑)、霊能探偵を生業とする、主人公「時家鴒(ときやれい)」の活躍を描く、
「NANIWA・・・」の第3作目。
前2作の依頼人は、2作とも女の子でしたが、今回の依頼人は、男の子です(笑)
やっぱりお金にならない仕事だったりするのですが、持ち前の人の良さ(?)で、またまたしっかりと、首を突っ込むことに・・・(^▽^)
今回は、主人公の先輩にして、刑事である「沙原 猛」という新キャラが登場しています。
ブギーポップ・オーバードライブ
歪曲王 
上遠野浩平
電撃文庫
「今度は、君を守れないかもしれない・・・」

本の帯に記された意味深な台詞が、購買意欲をかきたてる・・・(^^;;
巷で噂の(笑)ブギーポップ(略称:BP(^-^))シリーズの5冊目(エピソードとしては4つ目)です。
今回から、お話の中での時間がまた進み始めています。

人々がそれぞれの精神に抱えている「歪み」・・・
「全ての歪みを黄金に・・・」
その行為は正しいか否か・・・
「それ」にブギーポップは敵対するのか、それとも・・・

今回は、登場人物達がさまざまな形で、彼らに内在した「歪み」と対峙することになります。

もしあなたなら、指し示された歪みを「くぐり抜ける」ことができますか?

フォーチュン・クエスト 外伝2
パステル、予備校に通う 
深沢実潮
角川スニーカー文庫
そんなに厚い本ではなかったのに、少しずつ少しずつ読み進めて、ようやく読了しました。
今回は、冒険者資格試験に再挑戦するために、主人公パステルが予備校に通うお話。
冒険者予備校という発想には脱帽させられます。
修行場ではなく予備校というあたりが、この世界での「冒険者」というものの位置づけが端的に表れていてよろしいのではないかと(笑)
「冒険」というととても重苦しく感じがちなのですが、このフォーチュンクエストシリーズは日々これ冒険という感じで、いつも微笑ましく読むことができます。

みかん絵日記 第14巻

安孫子三和
花とゆめコミックス
ようやく手に入れた「みかん絵日記」最終巻。
人間語を理解できて、人と話せるネコ「みかん」と、彼をとりまく人々と猫達の生活を綴る、花とゆめコミックスの逸品です。
最終巻では、稲垣医院にやってくる、新しい看護婦(見習い)さんにまつわるお話と、
小さな仔猫をかかえた、お母さんネコ「麦」を、みんなでネコ助けする、心あたたまるお話が収録されています。
ほのぼのホロリ系をお求めの皆様には、とってもオススメの本です。
ネコ好きだったら、文句なく「買い」ですね。(笑)
最近では文庫サイズのものが、同じく白泉社さんから、全6巻で発売されています。
これから読んでみようという方には、こちらのほうが店頭で見つけやすいかもしれません。
タツミムック
花まる猫雑貨Collection 
辰巳出版
いつも御世話になっている、うんたんさんのご紹介で知ることのできた、猫好きニンマリアイテムの総合カタログ(=^ω^=)
オーソドックスな「招き猫」に始まり、可愛くて珍しい猫グッズの数々が、ところ狭しと紹介されています。
猫雑貨だけでなく、「ねこたま」をはじめとする、ネコ関係のお楽しみスポットも紹介されています。
スレイヤーズ13
降魔への道標 
神坂 一(かんざかはじめ)
富士見ファンタジア文庫
ようやく発売された、スレイヤーズシリーズ最新刊(98.10現在)
もう前回の12巻がどんなないようだったか忘れたころに、ヒョッコリ発売されました。(汗
実際忘れてましたし(笑)
前回の戦いで覇王将軍シェーラを倒したリナたちは、再びその因縁の城へと戻ることに・・・
今回は、久しぶりにガウリィの活躍が見られますね。TVシリーズのTRY以来ご無沙汰でしたから。
(実は「スレイヤーズろいやる2」なるゲームが発売されているのですが、まだ封切りしていないので却下(爆))
今回の見所(読みどころ?)は、やはりエルフのメフィ(メンフィス)でしょう。
あとは、最近ちょっと目立ち方の足りないリナ(笑)が、久々にクールな活躍を見せてくれます。
ブギーポップ・イン・ザ・ミラー
パンドラ 
上遠野浩平
電撃文庫
近頃はまりまくっている(笑)ブギーポップシリーズの最新刊です。
お話の時期的には、前作より少し前の出来事を扱った作品です。
シリーズを通して背後に見え隠れする「統和機構」の内面が徐々に明らかになってきています。
ただし、今回も基本線はそれに巻きこまれていく周囲の若者たちの目線を通した語り口で、最終的にお話が統合されていくという、独特の流れがあります。
前作、前々作と比べると、主人公(達)がひとつのところに集まって行動しているため、初めての人にも読みやすい内容になっているのではないかと思います。
ただし、このシリーズ、読み始めると一気読みを余儀なくされることになりますので、注意が必要です(笑)

3x3EYES(サザンアイズ) 第30巻

高田裕三
ヤンマガKCスペシャル
もう10年近い付き合いになるコミック(笑)
3x3EYES(サザンアイズ)の最新刊(12/6現在)です。
一時期すごくブームになっていたようで、ビデオ化までされましたが、2クール目の「聖魔伝説」の全3巻発売以来、続編はでていないような気がします。
なかなか気合の入ったOVAで、とても好きだったのですが、今後続きが作られることはあるのでしょうか?
原作漫画が思いのほか長篇になってしまっていますから、全てを映像化することは、なかなか難しいかもしれませんね。
今回は、物語のかなり初期の頃に登場していた、主人公のガールフレンド「夏子」が登場しています。
新フォーチュン・クエストD
真実の王女<下> 
深沢美潮
電撃文庫
深沢美潮さんの長篇シリーズ「フォーチュンクエスト」の本編最新刊(98/11/29現在)
「冒険者」が職業として存在するファンタジー世界での、まだレベルの低いパーティーの体験する様々な冒険談を、詩人兼マッパー(でも方向音痴(^^;;の主人公、パステルの著す小説という形で、描き上げられています。
今回は前回発売された上巻の続きなのですが、話の流れ的には、新シリーズになってからの第2巻からの4巻分で、ひとつのまとまりのあるクエストが語られています。
この2〜5の4巻では、本編の主人公「パステル」の心の成長を追いかける感じで、お話が描かれています。(これまでもパステル中心のお話には違いないのですけどね)
わたしの大好きなシリーズのひとつです。
先日「外伝」の2巻目が発売されました。こちらはまた後日ご紹介しいたます(^^;;
Oh!X (復刊) 不滅のパーソナルコンピューティング
SOFTBANK MOOK
か、感動である。休刊=廃刊とばかり思い込んでいた「Oh!X」が3年ぶりに復活!!
さすがにシャープのXシリーズ専門誌というわけではありませんが、Xを未知のX、ワイルドカードとしてのXと再定義して新たに発刊された誌面には、休刊前のOh!Xに通ずる様々な魅力が感じられました。
次回は1998年春。詳細未定となっていますが、ぜひとも続いて欲しいです。

ToHeart マルチがんばります!

伊達将範
電撃G’s文庫
リーフのゲーム「To Heart」のノベライズ本です。
これも発売日にいろんな書店を回ったのですが見つからず、ようやく手に入れました。

原作中の登場人物から「マルチ」を中心にお話が作られています。
基本的には原作に忠実な内容ですが、2,3オリジナルエピソードが追加されています。
そのエピソードも心暖まるものでなかなかです。
マルチ萌え萌えな方には必携本ですね(笑)
原作ゲームでのいわゆる18禁的シーンは出てきません。お子様にも安心ですね(笑)
他の登場人物を中心に据えたお話も出ないかなぁ・・・

ひざの上の同居人

水城黎亜・村上真也・こぐれ今日子
ケイエスエスノベルズ
電撃G’s文庫版よりさらに見つからなかったKSSの新書版
こちらはゲームに登場するレナ・ユキ・ミミそれぞれについての部分的なエピソードを、実際のゲームシナリオ担当者が書き下ろしています。
エピソード自体は(すくなくともユキに関しては)ゲームに出てくるものではなく、完全新作です。
下の↓文庫版共、イラストは都築和彦さんです。

ひざの上の同居人

紺野たくみ
電撃G’s文庫
なかなか売っている書店がみつからなかった「ひざパ」(PSゲーム)のノベライズ版。
電撃G’s文庫自体を扱っている書店が結構少ないのと、置いていても棚に並んでいる絶対数が少ないみたいで、見つけ出すのに苦労します。
この本では、ゲームに登場するネコ耳少女の中から、ミミをとりあげて、出会いからパッピーエンドまでが綴られていきます。
わたしはゲームではまだ「ユキシナリオ」しかやってないので、ゲームの内容とどのように違うかはわかりませんが、楽しんで一気に読めてしまいました。ひざパファン/ネコ耳ファンにはオススメかも。

To Heart vol.1

高雄右京
DENGEKI COMICS
リーフのゲーム「To Heart」のコミック本の第1巻。
基本的に主人公と神岸あかりを軸に、ケームに登場する各キャラクタとのエピソードを織り込んでいく構成で、第1巻では、第1話で「神岸あかり」、第2話で「マルチ」第3話で「来栖川芹香」が中心に描かれています。
ゲームでのシナリオの雰囲気や各キャラクタの個性を活かしつつ、まったくのオリジナル作品として読み進めていけます。
ゲームでは見ることのできない、あかりの「気持ち」を見ることができるのがいいですね。
大阪弁の「くまちゃん」もいい味出してます。
2巻、3巻に期待大です。
封仙娘娘追宝録7
闇をあざむく龍の影
ろくごまるに
富士見ファンタジア文庫
もともとはドラゴンマガジンで、このシリーズの短編を読んだ事が始まりで、読みつづけている文庫版最新刊です。
地上に散った欠陥宝貝回収の旅を続ける、元仙人の少女和穂の中華風異世界ファンタジーシリーズ。
ブギーポップ・リターンズ
VSイマジネーター Part1・Part2
上遠野浩平
電撃文庫
下で紹介している本の続編。
やはりザッピングでストーリーが収束していくタイプの作品ですが、2冊構成になったことで、より読み応えのあるものになっています。
今回のお話の中では、「織機綺(おりはたあや)」の結末がどうなるのかが、ずーっと気になってしまって、2巻一気に読んでしまいました。
やっぱり今回のヒロインは、彼女なのかなぁ。
ブギーポップは笑わない 
上遠野浩平(かどのこうへい)
電撃文庫
第4回電撃ゲーム大賞「大賞」受賞作。
NANIWAシリーズを読んで、電撃好きになった勢いで購入。
これもまた面白いです。
いわゆるザッピング形式で各キャラクターの視点でエピソードが語られていき、最後に話が収束していくタイプのお話。
最後の収束の仕方が気持ち良かったです。おぉ!!という感じですね(笑)
読み慣れた方にはそうでもないのかもしれませんが、私には結構斬新な感動がありました。
NANIWA霊異記 
栗府二郎
電撃文庫
実はこちらを途中まで立ち読みしていて、だんだん面白くなってきて、ふとカバーをみると、どうやら2作目らしいことがわかりまして、幸運にも同じ本屋さんに1作目も置いてあったので、まとめて購入したという(笑)
今回のお話では、どうやら主人公の今後の好敵手となりそうな新キャラクターが登場しています。
これは続きますね(笑)
NANIWA捜神記 
栗府二郎(くりふじろう)
電撃文庫
第3回電撃ゲーム大賞「金賞」受賞作。
サイバーホラー探偵小説と銘打たれています。
電脳世界と神魔の世界をうまくかみ合わせたお話になっています。
NANIWAの文字が示すとおり、舞台は大阪、主人公は大阪弁(なのかな?)の霊能探偵という設定です。
「コンピュータネットワーク世界」と「一言主大神」ということばにピクっと来る人にはオススメかな(笑)
スレイヤーズすぺしゃる13
仰げば鬱陶し 
神坂 一(かんざかはじめ)
富士見ファンタジア文庫
言わずと知れた(?)スレイヤーズシリーズ最新刊(98.10現在)
本編の方は止まったままですが、すぺしゃるの方は割とコンスタントに出ているようです。
スレイヤーズ自体は、劇場版の第1作目を、深夜のTV放映で観たのをきっかけに、思いっきりハマッてしまいました(笑)
劇場版の後、TVシリーズをビデオで一気に観て、文庫に手を出しました。
当時でもかなり出版された後で、一日2〜3冊のペースでも読み切るのに結構かかった気がします。
思えばこのシリーズ以前だと、角川系で軽いノリの文庫は「フォーチュンクエスト」くらいしか読んでなかった気がします。それ以前は「魔界水滸伝」とか、新書(いわゆる角川ノベルズ)から文庫に移ってきた、割と重めで暗めの小説が多かったですから(^^;;。




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